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Excelsior!

夕飯から金融工学まで

知ったかぶりの話

諸々

こんにちは、Nobbyです。

皆様は、会話中「知らない話」が出たとき、どうしていますか?

何となく相槌を打つ、正直にわからないと言う、など様々な反応がありますが、僕はひどいことに知ったかぶりをする癖があります。

しかしそれはあくまでその場しのぎ、知ったかぶりを続けると話はどんどん知らない領域へ突入していき、知ったかぶりが通用しないところまで行ってしまうことも。

そのとき、「ごめん、実はその話よく分かってなかったんだ」と言える勇気がなぜ出ないのか?今回はそれについて話していこうと思います。

チンケなプライド

結論、しょうもないプライドに拘っているからでしょう。

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20歳を過ぎて知りましたが、僕は自尊心が低い割にプライドが高い(この違いは後日書きます)ようで、わからないことをわからないと言えないのです。「何だよ、そんなんもわからねえのかよ」と思われるのが嫌。だから知ったかぶりをする。

そのまま知ったかぶりを続けるといずれ大きな恥をかくのはわかっていてもそれを止めることができないのは、教えを請うと相手から下に見られるような気がする、というチンケなプライドのせいでしょう。こういう人種はマウンティングが好きなんでしょうね(自虐)。

ところで、ファイナンスを勉強して思ったのが、もしかすると知ったかぶりをする人は、恥の勘定が少しおかしいのかもしれません。

恥の現在価値

前提として軽く勉強の話になりますが、ファイナンスにおいては、将来のキャッシュフロー(お金の出入り)は割引率(一般的には安全資産の利子率)で割り引き現在価値にする、という理論があります。

例えば、現在もらう100円と1年後にもらう100円は価値が違います。というのも、もし現在100円をもらっていれば、それを銀行に預けることで利子を得ることができます。ですが、1年後に100円をもらう場合はその利子を受け取ることができません。だから、1年分の利率で100円を割るのです。もし1年間の割引率が10%(こんな高い利子率は実際はあり得ませんが)とすると、1年後にもらう100円の現在価値は、90.9円*1となります。このように、将来のキャッシュフローを現在価値にすると小さくなる、という法則があるのです。

さて、長い前提も終わったので知ったかぶりの話に戻りますが、知ったかぶりをしてしまう人は恥の割引率が高いのかもしれません。「将来の恥」を過小評価しているとも言えます。未来で大きな恥をかくとしても、それを割り引いて現在価値に換算すると、「現在の恥」より小さくなってしまい、その結果「現在の恥」を回避しているのではないか。

言葉遊びに近いですが、知ったかぶる人が「今恥をかいておけば将来大きな恥をかかずに済む」という考えに至れないのは、その人の中で「将来の恥」より「現在の恥」の方が大きいからでしょう。

まとめ

似非科学のような論理展開をしてしまいましたが、知ったかぶりをしてしまう話は以上です。

うだうだと自己正当化をしてきましたが、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」、なんて諺もあるように、知ったかぶりを続けるといずれ大きな恥を確実にかきます。将来の恥を現在価値に割り引くみたいな訳のわからないことを言ってないで、正直に「わからないから、教えて」と言う勇気を持たねばなりません。プライドに囚われず、素直に「わからない自分」を受け入れることが大切です。自戒。

*1:100/(1+0.1)=90.909090...