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Excelsior!

夕飯から金融工学まで

森見登美彦氏と僕の話

諸々 読書

こんにちは、Nobbyです。

今回は、森見登美彦氏の作品について書こうと思います。

タイトルからすると森見登美彦氏と交友があるかのように錯覚されるかもしれませんが、面識は一切ないです。強いて共通項を挙げるとすれば同じ大学の出身であることくらい。

ただ、僕の人生は氏の著作に大きく影響を受けたと言っても過言ではありません。今日は、森見氏の

  • 著作との出会い
  • それに受けた影響
  • その中でも好きな作品

についてご紹介しようと思います。

僕が氏の著作、『夜は短し歩けよ乙女』に出会ったのは、高3の初夏。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

今春映画化もされます。

kurokaminootome.com

100万回くらい見に行くつもりです。

この作品を読もうと思ったのは、クラスメイトがたまたま机の上に置いていた本書の表紙を見て、綺麗な絵だな、小説も面白いのかな、と興味を持ったのがきっかけです。

学校近くの本屋で購入、自宅に帰って読み始めたのですが、読み進める手が止まらない。

その日のうちに一気に読み終え、数日間何度も読み返していました。

続いて、同じく中村佑介氏が表紙を手がける『四畳半神話大系』を購入。

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

 

これも面白く一日で読みきりました。

この2冊を読んで、僕は京都に進学することを決意しました。これが人生に与えた影響の話。

というのも、(作中では明言されていませんが)舞台の京都大学がとんでもなく面白く、京都がものすごく不思議に感じたのです。『四畳半』の「私」の腐れ大学生っぷりは京都大学への魅力を増しましたし、ファンタジー色の強い『夜は短し』が京都のミステリアスなイメージをさらに強めたのだと思います。

もともと京都に強い憧れがあったのですが、こんなに面白い場所で、こんなに不思議な土地で学生生活を過ごせたらどれだけ幸せだろうと思い、受験勉強により一層力を入れるようになったのを覚えています。

 

その後紆余曲折を経て、無事京都に進学。

受験勉強から解放されたということで、森見登美彦氏の著作を読み漁る。

その中でのお気に入りは以下の3冊。

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

 
([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

 

太陽の塔』はデビュー作で、登場人物の腐れ大学生っぷりが凄まじいです。自分をフった女性を観察しレポートを作る明らかなストーカー行為をする主人公をはじめ、登場する大学生が大体腐っている。へんなにおいしそう。フられた男はぜひ読んでほしい。

恋文の技術』は書簡形式の小説で、僻地に飛ばされた主人公が、大学の友人や妹、家庭教師をしていた小学生などに送った手紙でストーリーが進んでいきます。森見節が遺憾無く発揮されています。これが一番お気に入り

新釈 走れメロス』は、既存の小説をテーマに森見調で現代風にアレンジした短編集。5つの物語が入っていてどれも興味深いですが、タイトルに冠されている『走れメロス』は本当に面白い。笑い転げました。

 

もし高3のあの時あの教室で『夜は短し歩けよ乙女』に出会っていなかったら、自分は今どこで何をしていたのかなあ、と最近よく思います。

京都に移って様々ありましたが、来て本当に良かったと思っています。そのきっかけをくれた森見氏には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました(まあこんな雑魚ブログに書いても届かないんですけどね)。

これから最新作『夜行』を読み始めるということで、森見作品について書いてみました。どんな作品なのか非常に楽しみです。

夜行

夜行